漬物

漬物は、乾燥法と並んで人類最古の食品加工法で作ったものです。日本ではおもに野菜が対象になりますが、塩を混ぜる方法とぬかにつける方法があります。ぬかはを精製するときに出る米の外側の粉で、ビタミンB1が多く含まれています。キュウリや白菜、ナスなどはおしんことして、和食にはなくてはならない副食です。




和菓子

日本固有の菓子の総称です。大きく分類すれば干菓子と生菓子の2つに分けられます。特に茶の湯の席で出される和菓子は、の味を引き立てるための味を考えて作られ、また色や形状も、見るだけでも鑑賞に耐え得るような芸術的なものが発達しました。や砂糖を材料にし、甘味を主体にしながら歯触りや舌触りにも気を配って作られます。




せんべい

日本の菓子の中でも最もポピュラーなものです。もち米や小麦粉を原料にして、7〜8センチ程度の丸や四角の形に薄く伸ばすか型に入れるかして焼き、醤油をつけて焼いたり、ゴマや塩を混ぜたりして味をつけます。江戸時代(1603〜1867)に完成し、日本全国にいろいろな種類があります。を薄く切って乾かしたものは「かきもち」といって、せんべいの一種に数えられます。




と水で作った醸造酒で、日本古来のアルコール飲料です。温めて飲むことができるので酔いが早く回り、冬には体が温まります。良い酒は、冷やして飲むと上質のワインと似た味がします。そのためヨーロッパのワイン品評会に出品され、賞を獲得する酒もあります。大量生産して全国販売している酒もありますが、全国各地にその土地の酒造工場があり、米や水の質、あるいは醸造法の違いによってそれぞれ独特の味を作り出しています。これを「地酒」といい、最近の日本酒ブームの主役となっています。アルコール濃度は15%程度で比較的飲みやすいため、女性の愛好家も増えています。




焼酎

が醸造酒であるのに対し、焼酎は蒸留酒です。蒸留の技術は11世紀にアラビアで開発され、東洋には13世紀に伝わりました。原料は麦・・とうもろこし・さつまいもなどが主で、アルコール濃度は高く30〜45%ぐらい。酒ほど人気はありませんが、西日本では各地に独特の焼酎があり、沖縄の「泡盛」は最も有名です。焼酎を使って自家用に梅やリンゴの果実酒を作ることは法律で許されています。




甘酒・白酒

白色の濃厚なを白酒といいます。日本酒とは製法が異なり、蒸したもち米と米麹にみりんや焼酎を混ぜて作ります。アルコール飲料としては一般的ではなく、甘さがあるため、多くはひな祭りなどの特別な日に、主に女性や子供が飲みます。一方甘酒も味は甘く、主に正月や祭りなどに神社で出されたり、寒い冬に家庭で飲んだりします。こちらは米粥に麹を混ぜて醸造したものです。




茶は東南アジアの温・熱帯地方が原産。日本語のchaは英語やフランス語の tea、theォ などと同じ語源を持っています。イギリス人が紅茶を生活の一部としているのと同様、日本でも茶は生活に欠かすことができません。午後3時は「おやつ」の時間といって、お菓子とお茶をいただくのが昔からの日本人の習慣です。しかし一方では、そのような茶の日常性を断ち切って、の精神を取り入れながら精神を修養するという茶道が安土桃山時代(1573〜1603)に成立し、現在も盛んに行われています。もともと日本茶は仏教の僧が薬用に用いていたことからも分かるように、ビタミンが多く含まれ、健康にも大変よいとされています。




醤油

醤油は大豆を主原料とする日本固有の調味料の一種です。英語の soy は、日本語の「しょうゆ」から派生した語です。独特の香りを持つ褐色の液汁であるこの優れた調味料は、日本の多くの料理になくてはならぬものです。従って、日本人の味覚の基本をなしているとさえいえるでしょう。醤油がなければ、私たちはすき焼きすし刺身も食べられません。煮物の味付けもできません。 最近はアメリカをはじめ西洋諸国でも売られ、ステーキなどの味付けにも使われています。「照り焼きステーキ」は醤油ベースのたれをつけて焼いたものです。




味噌

味噌も醤油と同じく大豆を原料としています。茶色がほとんどでペースト状の調味料です。多くの日本人は朝食に味噌汁を飲みます。さまざまな具、例えば豆腐やわかめや野菜類を入れ、最後にこの味噌を溶かし温いスープにします。スープ以外の利用法としては、ラーメンに入れたりおむすびにつけたり、あるいはさまざまな鍋料理の味付けに使ったりします。また、この中に魚や肉を入れておくと長期間腐らずになおかつおいしい味がつきます。 味噌も日本人にはなくてはならない大切な調味料です。最近は、特に味噌汁は栄養のバランスのよくとれた健康食として高く評価されています。




料亭

日本料理専門のレストランといえます。高級料亭は伝統的な日本建築の建物に日本庭園を備え、部屋はほとんど個室であり、料理も店が用意したコースが中心です。芸者を呼ぶこともできます。伝統と格式を重んじ、なじみ客の紹介や予約がなくては入れません。最高級料理店ですから、料金が高いので個人ではあまり利用せず、主に会社の接待や、政治家や団体の会合に使われます。