秋分の日は9月23日ごろで、国民の祝日です。秋分の日を中日とする1週間は秋の彼岸といい、寺では法事が行われ、人々は墓参りをして先祖の霊を慰めます。
この日はまた、春分の日と同様に、昼と夜の長さが等しくなる日でもあります。このころを境に夏の暑さも終わりを告げ、秋が深まってくるのです。
10月10日は体育の日です。1964年10月10日に東京オリンピックが開催されたのを記念して、1966年から国民の祝日となりました。スポーツに親しみ、健康な心身を養うことを目的としています。秋は気候がいいため、スポーツも盛んになりますが、とりわけ体育の日には、学校や地域の運動会やスポーツ大会が数多く開催されます。
文化の日は11月3日です。もとは明治天皇の誕生日を祝うための日でしたが、現在では「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ための国民の祝日となっています。この日には文化祭や芸術祭などが各学校や地域で開催されるとともに、日本文化に貢献した人たちには政府から文化功労賞が授与され、特に文化の発展に尽くしたとされる人には皇居で文化勲章が授与されます。
11月15日に子供の成長を祈って行う行事です。日本では奇数はめでたい数とされてきたため、子供の成長にとって大切な時期の奇数年、すなわち男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳に祝うのです。この日、子供たちは晴れ着を着て両親と神社に行き、氏神に参詣します。子供たちには千歳飴という、鶴や亀の描かれた袋に入った紅白の細長い飴が買い与えられます。「千歳」は千年を意味し、鶴も亀も日本では長寿の象徴です。また赤と白は日本人にとってめでたい色の組み合わせで、ここには子供の健康と成長への祈りが込められているのです。
11月23日は勤労感謝の日です。1948年に「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう日」として国民の祝日となりました。この日には昔から、新嘗祭と呼ばれる行事が宮中で執り行われてきました。これは、天皇がその年の新米を神に捧げ、初めて食するという行事で、その祭儀は現在も皇室で行われています。
日本の象徴であり、日本国民統合の象徴である「天皇の誕生を祝う」日で、国民の祝日です。平成元年(1989年)からは今上天皇の誕生日である12月23日となりました。当日は皇居で各省大臣を招いての宴会や、各国大公使を招いての茶会が行われます。多くの国民が皇居を訪れ、天皇と皇族は、皇居のバルコニーに立ち、参賀者にあいさつをします。
日本ではクリスチャンに限らず多くの人がクリスマス・イブに家族や恋人にプレゼントを渡したり、一緒に食事をしたりして楽しみます。消費意欲を刺激するデパートや企業の戦略が、このようなクリスマス文化を作ったともいえます。11月後半になると繁華街には大きなツリーが飾られ、デパートや街の商店街などではクリスマス・セールの宣伝が行われるのです。
大晦日に年越しそばを食べる習慣は江戸時代(1603〜1867)以降広まりました。この起源は大晦日の大掃除の際、金細工師が仕事場に飛び散った金粉をそばを練った団子で集め、それを火鉢で焼いて金粉を取ったことにあります。このためそばは金を集めるといわれ、大晦日にそばを食べる風習ができたようです。しかし今では、そばのように細く長くという長寿の願いを込めて食べます。
1年の最後の日、12月31日を大晦日といいます。新しい年を気持ちよく迎えるため、家中の大掃除、畳や障子の張り替えなどはこの日までに済ませておき、帰省してきた家族をも交え、一家だんらんのうちに正月を迎えます。
夜の12時近くなると、全国の寺では除夜の鐘をつき始めます。仏教の教えによれば人間には108の煩悩があり、除夜の鐘を108回つくことによって、その煩悩を取り除くのです。そして人々は除夜の鐘の音を聞きながら、翌年の健康や長寿を願って年越しそばを食べます。